医療的ケアの目的
医療的ケアは、医療機関としてのケアではなく、教育機関での支援として実施しています。主な内容は次の通りです。
医療的ケアの内容
医療的ケアが必要な児童生徒に対して看護師が医療的ケアを実施することにより、児童生徒の自立の促進、健康の維持・増進及び安全な学習環境の整備を図ることを目的にしています。
医療的ケアの対象者と実施者
1 痰の吸引
唾液を飲み込む力や痰を吐き出す力が弱い児童生徒に対して、のどにたまった分泌物で息苦しくならないように、吸引器で吸引して取り除きます。
2 経管栄養
食べ物をかんだり、飲み込んだりする機能が弱い児童生徒に対して、胃に取り付けたチューブから胃に直接栄養を送ります(胃ろう)。また、鼻や口に挿入したチューブから、直接栄養を送る方法もあります。
3 導尿
自分で排尿が困難な児童生徒に対して、カテーテルと呼ばれるチューブを使って膀胱内の尿を出します。
4 その他
愛知県立特別支援学校における医療的ケア連絡協議会で協議・承認され、学校長が認めた行為も行っています。(例 酸素管理等)
学校に通学している児童生徒のうち、日常的に医療的ケアを必要としている児童生徒に対して、13名の看護師が実施しています。